RING PROJEKT 2022-2023

これまで2度にわたり、アマチュア奏者、音高生、音大生を対象に実施されてきたロマン派音楽研究会ROMUVEのオーケストラワークショップ。

2019年のブルックナープロジェクトに続く第3弾として、ロマン派最大の作曲家リヒャルト・ワーグナーの超大作『ニーベルングの指環』(管弦楽編曲版)にチャレンジしました。

東京藝術大学院生らを講師に10か月間作品に取り組むとともに、歴史や音楽学の専門家を招き、作品を幅広い視点から学び、その成果を披露するため、美しい響きで定評のある最新の高崎芸術劇場で演奏会を開催し、雄大で奥深いワーグナーの魅力を発信しました。


プロジェクト概要

期間:2022年5月~2023年2月までの10か月間 

超難曲と言われるニーベルングの指環を丁寧に仕上げるため、10か月間、隔週日曜日の午後に通常研究会を開催し、合奏や作品分析などを行い、2023年2月25日に高崎芸術劇場で特別演奏会を開催しました。


講師&エクストラ

 東京藝術大学院生らを講師に合奏や分奏に取り組むとともに、歴史や音楽学の専門家を招き、作品を幅広い視点から学びました。


通常研究会(合奏・アナリーゼ等)

  • 期間:2022年5月~2023年2月までの10か月間 
  • 内容:分奏・合奏練習、作品視聴会、作品アナリーゼ等
  • 日時:原則、隔週日曜日午後に20回程度実施
  • 場所(群馬会場):群馬県生涯学習センター多目的ホール、前橋中央公民館ほか
  • 場所(埼玉会場):熊谷文化創造館さくらめいと、桶川市民ホール
  • 群馬県内での開催が中心となりますが、講師や東京圏からの参加者の移動負担を考慮して、埼玉県内での開催を7回実施しました。

公開研究会

ROMUVEのオーケストラワークショップでは、来年2月の特別演奏会に向けて、作品に取り組むと共に、歴史や音楽学の専門家を招き、作品を幅広い視点から学んでいます。今回は、その一環として、わが国を代表するワーグナー研究者の岡田安樹浩先生をお招きし、『《ニーベルングの指環》の管弦楽法~音響のドラマトゥルギーを読み解く』と題した講演をいただきました。

  • 日時:2022年9月25日(日)午後12時30分開演 
  • 演題:《ニーベルングの指環》の管弦楽法-音響のドラマトゥルギーを読み解く-
  • 講師:岡田安樹浩先生(日本ワーグナー協会理事)
  • 場所:前橋市中央公民館K'BIX 元気21まえばし3階
  • 入場:無料(100席)※要整理券

特別演奏会

2019年のブルックナープロジェクトに続く第3弾として、ロマン派最大の作曲家リヒャルト・ワーグナーの超大作『ニーベルングの指環』にチャレンジしました。

東京藝術大学院生らを講師に10か月間作品に取り組むとともに、歴史や音楽学の専門家を招き、作品を幅広い視点から学び、その成果を披露するため、美しい響きで定評のある最新の高崎芸術劇場で演奏会を開催し、雄大で奥深いワーグナーの魅力を発信しました。

  • 日時:2023年2月25日(土)午後1時30分開演 
  • 場所:高崎芸術劇場大劇場
  • 入場料:3,000円~1,500円(9月1日発売開始)  
  • 指揮:宮川清一郎(東京藝術大学大学院音楽研究科室内楽研究分野修士課程)
  • 独奏:新井瑛久(東京藝術大学大学院音楽研究科室内楽研究分野修士課程)
  • 演奏曲目:以下の2曲
    チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調
    ワーグナー:楽劇『ニーベルングの指環』管弦楽版
    ※Hutschenruyter, Humperdinckによる編曲版に基づくROMUVE版
  1. ①前奏曲/楽劇「ラインの黄金」から
  2. ②ワルハラ城への神々の入場/楽劇「ラインの黄金」から
  3. ③ワルキューレの騎行/楽劇「ワルキューレ」から
  4. ④ヴォータンの別れと魔の炎の音楽/楽劇「ワルキューレ」から
  5. ⑤森のささやき/楽劇「ジークフリート」から
  6. ⑥ジークフリートのラインの旅/楽劇「神々の黄昏」から
  7. ⑦ジークフリートの葬送行進曲/楽劇「神々の黄昏」から
  8. ⑧ブリュンヒルデの自己犠牲/楽劇「神々の黄昏」から