よくある質問


Q:貴団体はアマチュアオーケストラなのですか?

 

A:はい。一定期間、アマチュア奏者が集まって、テーマを持った演奏会に向けて取り組むワークショップ型の団体です。研究会と銘打っていますが、基本アマチュアオーケストラです。

 

Q:研究会とはどのような意味ですか?どんな活動を行っているのですか?

 

A:合奏や分奏だけでなく、各分野の専門家の下で、作曲家や作品にまつわる歴史を学んだり、哲学を学んだりする機会を設けています。第1回時には、日本大学哲学科教授にロマン派に関する美学を講演いただき、第2回時には、東京藝術大学作曲科の学生にブルックナーの作品に関するアナリーゼを講義をしてもらったりしています。

 

Q:なぜ、演奏以外の取り組みを行うのですか?

 

A:作曲家や作品を幅広く学ぶことにより、理解を深め、愛情を育むためです。私たちが取り組むドイツロマン派音楽は、近代ヨーロッパの文化の結晶であると考えています。幅広く学ぶことで、より作品に対する愛情が深まり、結果、演奏にもよい結果があると思っています。

 

Q:指導者はなぜ学生なのですか?

 

A:一般的な多くのアマチュアオーケストラは、プロの指導者がついていると思いますが、当会では、東京藝術大学の学生に指導を依頼しています。これが私たちの活動の最大の特徴の一つです。演奏技術が高い彼らから学ぶことは多いのはもちろんですが、彼らにとっても「教えること」や「音楽を愛する姿勢」など、アマチュア側からも様々な学びの機会を提供できると考えています。

 

Q:楽器が演奏できなくても参加できますか?

 

A:現在会員を募集しているオーケストラワークショップ2022から、聴講会員を創設しました。通常研究会、公開研究会、そして特別演奏会に会員として参加できます。作品アナリーゼや歴史研究など興味深い内容となっていますので、ぜひ、参加をご検討ください。

 

Q:ロマン派音楽研究会なのになぜモーツァルトを取り上げているのですか?

 

A:ロマン派音楽という分断された音楽区分があるわけではなく、ヨーロッパのクラシック音楽の歴史の流れの中で、他の芸術分野の影響も受けながら育ってきた大きな文化的な潮流であると考えています。モーツァルトは、こうしたロマン派音楽が生まれ育っていくため、ベートーヴェンと並んで最も重要な作曲家であって、彼の音楽を抜きにロマン派音楽を語ることはできないと考えています。そうした意味もあって連続して取り上げています。

 

Q:どのような方が参加されているのですか?

 

A:多くは普通のアマチュアオーケストラで活動している方です。そのほか、ヴァイオリンなどには、将来音楽家を目指している小中学生も参加されています。そのほか、音楽を専門に学んでいる高校生や音大生も参加しています。

 

Q:高崎市や前橋市で活動されていますが、群馬県の団体なのですか?

 

A:はい。本拠地を群馬県において活動を行っています。ワーグナーのリングやブルックナーなど、ロマン派の大作を取り上げていることから、東京圏からも参加しやすいように桶川市や熊谷市など埼玉県内でも通常研究会を開催しています。2022-2023に実施したリング・プロジェクトでは、約100名の参加者中、東京など群馬県外からの参加者が講師を含めて40名とかなり多くなっています。

Q:オーケストラワークショップは定期的に開催しているのですか?

 

A:いいえ。企画から実施までの間に2年程度の期間を要しており、定期的な開催というわけではありません。ただし、これまで2016年、2019年、2022年と3年一度のペースで開催しています。次回にご期待ください。