これまで3度にわたり、アマチュア奏者、音高生、音大生を対象に実施されてきたロマン派音楽研究会ROMUVEのオーケストラワークショップ。バイロイト音楽祭関係者やヨーロッパの主要歌劇場の歌手や指揮者から称賛されるなど、空前の成功を収めたリング・プロジェクトに続く第4弾は、我が国を代表するワーグナー指揮者 城谷正博氏を指揮者に迎え、マーラーの交響曲第2番《復活》にチャレンジします。20歳代の若手音楽家や東京藝術大学らの音大生を講師に10か月間作品に取り組むとともに、音楽学の専門家なども招き、作品を文化事象として幅広い視点から学びます。その成果を披露するため、美しい響きで定評のある高崎芸術劇場で特別演奏会を開催し、愛と死、そして復活を壮大に歌い上げます
東京藝術大学作曲科卒業、同大学大学院指揮専攻修了、安宅賞受賞。オペラ指揮者として2000年『フィガロの結婚』でデビュー。
オペラは古典から近現代に到るまで90作品を超える幅広いレパートリーを持つ。特にワーグナーはその主要10作品をすべてレパートリーに持つ。
新国立劇場には1998年以来25年以上在籍、数多くのプロダクションに参加しており、現在は同劇場音楽ヘッドコーチとして劇場の音楽的責任を担っている。
新国立劇場では2021年3月『ワルキューレ』同年10月2021/22シーズン開幕公演『チェネレントラ』を指揮したほか、高校生のためのオペラ鑑賞教室『椿姫』『蝶々夫人』『トスカ』『愛の妙薬』『夕鶴』『さまよえるオランダ人』(演奏会形式)『ジークフリート』ハイライトコンサート等を指揮している。
代表を務めるワーグナー演奏団体「わ」の会では多くのコンサートを手がけワーグナー作品受容の新たな形を開拓している。
日本各地でのオペラ上演にも積極的に取り組む。特にまつもと市民オペラでの『魔笛』『ちゃんちき』(第10回、第16回佐川吉男音楽賞受賞)では絶賛を博したほか、信長貴富作曲『山と海猫』の初演指揮を担当した。
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院修士課程オペラ専攻修了。在学中に安宅賞受賞。ザルツブルクモーツァルテウム大学修士課程歌曲・宗教曲科を最優秀の成績で修了。二期会オペラ研修所第59期マスタークラス修了時、優秀賞および奨励賞を受賞。第60回全日本学生音楽コンクール大学・一般の部全国大会入選。第18回日仏声楽コンクール第2位受賞。二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『アルチーナ』タイトルロールで二期会デビュー以降『蝶々夫人』『サロメ』『ルル』などの二期会公演にてタイトルロールのカヴァーキャストを務め、東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ準・メルクル指揮『平和の日』(日本初演)マリア役、東京二期会オペラ劇場アクセル・コーバー指揮キース・ウォーナー演出『タンホイザー』エリーザベト役、同アレホ・ペレス指揮ペーター・コンヴィチュニー演出『影のない女』皇后役で出演。NHK-FMへの出演や、宗教曲等のソロでも活躍している。2024年12月東京交響楽団ジョナサン・ノット指揮『ばらの騎士』帽子屋/マリアンネ役、2026年2月群馬交響楽団クリスティアン・アルミンク指揮『ワルキューレ』ジークリンデ役等出演予定。二期会会員。
東京藝術大学、同大学院修士課程オペラ専攻修了。学部卒業時に同声会
賞、アカンサス音楽賞受賞。二期会研修所マスタークラス修了時、優秀
賞及び奨励賞を受賞。第53回全日本学生音楽コンクール高校の部東京大会第2位入賞。丹波の森国際音楽祭シューベルティアーデたんば二十回記念「シューベルトの歌コンクール」最優秀賞。第51回藝大オペラ定期公演「皇帝ティートの慈悲」セスト、台東区第九、日本橋三越第九アルトソロでデビュー。
これまでに、「アポロンとヒヤキントス」アポロン、「セヴィリアの理髪師」ロジーナ、「ナクソス島のアリアドネ」作曲家、「カルメン」カルメン、日生劇場オペラ「ルサルカ」森の精2、「ヘンゼルとグレーテル」ヘンゼル、二期会ニューウェーブオペラ「アルチーナ」ブラダマンテ、二期会オペラ公演「金閣寺」娼婦、「修道女アンジェリカ」修練女長、「ルル」ギムナジウムの学生、「こうもり」オルロフスキー、「フィガロの結婚」ケルビーノ、「パルジファル」小姓、花の乙女、東京・春・音楽祭「ローエングリン」小姓、新国立劇場オペラ「修道女アンジェリカ」修道女長、「エウゲニー・オネーギン」ラーリナで出演。
ソリストとしては第九をはじめ、モーツァルト「レクイエム」、ヘンデル「メサイア」、バッハ「ロ短調ミサ」メンデルスゾーン「エリア」「パウロス」ヴェルディ「レクイエム」などで大阪フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団などと共演。二期会会員
(経歴は2025年4月予定)